承認欲求。
実に厄介な存在でもあり、一方で夢を実現するためのスタートアップ、原動力にもなるものとも思える。
ちょっとこの辺の話をしてみたいと思う。
オタクあるある
実はオタクあるあるなんですよね、承認欲求ってやつは。
だってそうですよね、自分で描いた物語や絵をたくさんの人に読んでもらいたい。
できればいいねやRTをしてもっとみんなに認められたい。
もっと言えば、憧れのあの人にこの好きという気持ちが届いてほしい。
わかります!だって私もそうだから。
とはいえ…
とはいえ、ですよ、その承認欲求は他の人にとって迷惑や不快なことになっていないだろうか?
そう考えてみる、第三者的視点に立って俯瞰して言動を見たときに、果たしてそれはどう映るだろうか、と。
とあるエピソードを紹介しようと思う。
昔、とあるジャンルの同人誌即売会にサークル参加していた時のこと。
ある一般参加者が特に何の言葉も挨拶も無しに、無地のノートに描かれたオリジナルのロボット達を見せてきた。
そのロボット達は鉛筆で描かれていたが、ものすごくオリジナリティにあふれていて、そして上手かった。それはもう、そのままマンガやアニメの下書きとして使えるレベルに。
様々な角度、様々なシチュエーションにして、静と動が上手く表現されたロボット達。
恐らく一生懸命研究して、情熱をかけて描いているのだろう、それは一目見てわかったし、彼の語る饒舌なロボット愛のマシンガントークにも表れていた。
…だけど、そのジャンルはロボットアニメやマンガとはかけ離れたジャンルであった。
私自身、特段ロボットアニメやマンガに(その時も今も)心ときめかないし、描いている作品もそんな要素は一切なかった。
さて、彼のノートやマシンガントークは私たちにどう映ったか。
語るまでもないと思うが、かなり場違いであり、こちらは特段興味もないのだ。
おまけに、私の作った同人誌には目もくれず、15分近く(私には体感1時間に感じたが)しゃべるだけしゃべって去っていってしまった…。
私たちが暇に見えたのかもしれないし、(適当とはいえ)相槌を打っていた(打たざるを得なかった)ためか、彼の方はそれはもう満足気であった。一時的にでも彼の承認欲求は大いに満たされたのであろう。
一方の私や相方は、彼が一切私たちの作品には触れもせず、好きなジャンルについても何も話すこともなく、ただただ苦痛でしかない時間であった。
情熱の傾け方だけではない
そういう経験、みんなにもあるんじゃないかと思う。
特に、サークル参加側の方々に。
一般参加者側の方々だって、列に並んでいるときにこういう一方的な方に巻き込まれることもあるでしょうし、何も場所は同人誌即売会だけに限らない。
非日常的な場所だけでなく、学校や職場、公共の場、家の中であってさえもそうだと思う。
「何て一方的で一方通行な人なんだ」って。
情熱や強い思いや気持ちはわかる。理解はしたい。
でも、それは聞き手のことを考えているだろうか。
周囲の人のことを考えているだろうか。
「周りがどう思おうが構わない、これは自分の生きる道なんだ!」
わからなくはない。でもそれに無理やり付き合わされることになる人の気持ちはどうなるんでしょう?
自分と他人は違うんです。
他人は自分の思う通りにはならないんです。
あなたが思う正義と、他人が思う正義は違うんです。
そこをまず理解しようとしてほしい。
「ソレ」を今ここで実行したら、自分は満足かもしれないが、果たして自分と相対する相手はどう思うだろうか、それを見た周りはどう感じるだろうか。
そういう想像力を常に働かせてほしい。
あなたが楽しいと思うことを共有したいのであれば、それに見合った時と場所でそれを成してほしい。
そこには素敵な理解者があふれているかもしれないし、同好の士に会えるかもしれない。そしてお互いを高めあえるかもしれない。
その承認欲求が重ね合わさり、よいシナジーを生む可能性すらある。
そういうのは素敵なことだと思う。
「それってTPOに見合ってる?」
真のオタクたるもの、気にしてほしいことだと思う。

俯瞰的な視点って、とっても大事だと思うよ!
おまけ
このあたりのお話は、ストックがいくつかあったりします。
小さくても、少なくてもいいから、オタクの仲間として、こうやったらいいよとか、これはあかんで!っていう身近な体験談として広がってくれるといいな、って思ってます。
書籍から得られるものと、そうでないものっていうのもありますしね。
ちょいちょい思い出したように小出しにしていこうかと思います。
(ずっと似たような話をしていても面白くないですからね)
オタクな皆さんのハッピーライフを応援しています。



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